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医師紹介

医師紹介

ごあいさつ

がん細胞は、健康な身体でも毎日数千個は生じています。しかし、通常大きくなることはありません。なぜなら、我々の身体にはがん細胞に対応する力、すなわち「免疫力」が生まれつき備わっているからです。一方、がんが発症するということは、この免疫力が働かなくなってしまった状態と考えられるので、がん治療は免疫力を元に戻す事に着目する必要があるはずです。実際、過去40年以上にわたって、免疫力を高めるためのさまざまな免疫療法が世界中で試みられてきました。しかし、いずれも科学的な有効性を証明することができませんでした。そこで仕方なく免疫療法はあきらめて、がんを直接やっつける方法、すなわち「手術・抗がん剤・放射線」という”3大治療”だけが行われてきました。
ただ、この3大治療には避けられない問題があります。がんをやっつけることばかりに執着すると、自分の正常な細胞まで一緒に傷つけてしまうのです。また、がん細胞は全身を自由に動き回り(転移)、抗がん剤や放射線にも抵抗して生き残る能力を持つため、どんなに頑張って苦しい副作用のある治療を受けても、残念ながら身体中に広がってしまったがんを3大治療だけで治すことは困難です。
ところが、このような3大治療の限界について必ずしも正しく認識しないまま多くの方々が治療を受けている・・・、ここに医療者と患者さんの認識に大きなズレが生じていることを何度も痛感し、その解決法を探し求めてきました。

がん患者さんの免疫システムに「スイッチ」を入れる

近年、がん免疫の研究で大発見がありました。それが2011年にノーベル医学生理学賞に輝いた「樹状細胞(じゅじょうさいぼう)」です。この成果が最新のがん免疫療法「樹状細胞ワクチン」の実現へとつながっていきました。がんに対する免疫システムの “スイッチを入れる” という、これまでの免疫療法とはまったく異なる概念の治療法です。日本で最初に樹状細胞ワクチンの臨床研究を行った東京大学医科学研究所の技術を導入し、2005年に日本初の樹状細胞ワクチン専門クリニックとして誕生しました。以後、2010年にアメリカで樹状細胞ワクチンの有効性が証明されたことを受けて、北海道大学、大阪大学、九州大学などとの共同研究が加速、2013年ついに我が国の誇るべき最高の技術が注ぎ込まれた樹状細胞ワクチン療法が完成し、現在正式な保険承認を目指した活動が始まっています。
がん患者さんの免疫システムに「スイッチ」を入れる
「あなたが人生をあきらめない限り、人生は決して
あなたをあきらめない」

ビクトール=フランクル博士(1905-1997)
たとえどのような状況下にあっても必ず道は切り開かれる、これまで多くの患者様との関わりの中で、この言葉は私達の中で確信へと変わりました。第二次大戦中ナチスに囚われ、死と隣あわせの毎日だった”にもかかわらず”生還されたユダヤ人医師フランクル博士のこの言葉は、21世紀のがん医療においてもまさに現実になりつつあることを、是非多くの方々に知って頂きたい、そして最新のがん免疫学の視点から皆様の治療を全力でサポートさせて頂きたいと願っております。世界最大の樹状細胞ワクチン療法の実績を持つ医療機関としての責任を果たすためにも、日本から世界へと発信できるがん医療の構築に向けてスタッフ一同、引き続き全力を尽くして参ります。

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