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大腸がんについて

昨年のがん罹患率トップ3は、大腸がん、胃がん、肺がんでした。
大腸がんは、日本では男女計で最も発症数が多いがんで、近年、患者数が急速に増えています。今日はその大腸がんについてのお話です。
大腸は盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸に分けられます。これらの部位に発生したがんを大腸がんと呼びます。動物性脂肪やタンパク質の過剰摂取といった、食生活の欧米化が一因と考えられていますが、若年者の大腸がんでは、遺伝的な素因もあるようです。罹患の頻度に性差はなく、年代別では60代がもっとも多く、部位別では、日本人は直腸とS字結腸に多く発生します。

早期の大腸がんでは、自覚症状はほとんどなく、がん検診や人間ドックなどの便潜血検査で見つかることがほとんどです。進行した大腸がんでは、腫瘍の大きさや存在部位で症状が違ってきます。盲腸、上行結腸、横行結腸が含まれる右側大腸がんでは、腸管の中(管腔)が広くかつ内容物が液状のために症状が出にくく、出ても軽い腹痛や腹部の違和感などにとどまり、腫瘍がかなり大きくなってから腹部のしこりとして触れたり、貧血の検査で発見されたりすることもあります。
下行結腸、S状結腸、直腸が含まれる左側大腸がんでは、右側よりは早期から便に血が混ざっていたり、血の塊が出たりする症状がみられます。管腔が狭く、内容物も固まっているため通過しにくく、それによる腹痛や、便が細くなる、残便感、便秘と下痢を繰り返すなどの症状が現れます。放っておくと完全に管腔がふさがり、便もガスも出なくなる腸閉塞と呼ばれる状態になります。
直腸がんでは、左側大腸がんとほとんど同様の症状がみられますが、肛門に近いために出血があっても痔と間違えられやすく、放置されることもあります。

早期発見には大腸内視鏡検査が有用です。5年に1度ほど検診を受けることが推奨されています。何か気になる症状があれば、早めに医師に相談しましょう。

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